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映画「文豪ストレイドッグス BEAST」
異能者ひしめく混沌都市、ヨコハマ。貧民街で生きる孤児の芥川龍之介は、ならず者たちの襲撃によって仲間の命を奪われた。それは「心なき狗」と呼ばれた少年が、瞳に初めての〝憎悪〟を宿した日。そこへあらわれた黒衣の男は、復讐へと駆り立てられる芥川を嘲り、実の妹・銀を連れ去ってしまう。「やはり部下には、もう一人の彼を選ぼう」という言葉を残して。
4年後。餓死寸前で川べりをさまよっていたところを「武装探偵社」の織田作之助に拾われた芥川は、その推薦のもと働きはじめる。だが、ある雨の日だった。喫茶店のカウンターで偶然にも肩を並べた少年は、武装探偵社への遣いだと話す。その者こそ、表情一つ変えることなく敵を屠り「ポートマフィアの白い死神」の異名で恐れられる、中島敦。敦は、自分を地獄から救い出してくれた首領を信奉し、命じられるがままに動くことを誓っていた。そうとは知らず、芥川が受け取った封筒の中に入っていたのは、行方を探し続けた銀の写真で……。
「ついに来た……第四段階」。すべては、闇に染まる黒衣を纏うポートマフィアの首領・太宰治の企てる計画の中にあった。国家に匹敵する武力を持つに至った組織の長が、真に求めるものとは? 少年たちの邂逅の先に何が待つのか――?
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ももへの手紙
父が遺した書きかけの手紙。そこには、ただ、「ももへ」という一言があるだけだった。「何を伝え
たかったんだろう」 心ない言葉をぶつけ、仲直りしないまま父を亡くしたももは、11歳の夏、その想
いを抱えたまま、母と、瀬戸内の島に移り住む。そこで待っていたのは、おかしくも、不思議な出会
いだった。
豊かな自然と、やさしい人々が生きる小さな島を舞台に、いま、いちばん大切にしたい、家族の愛の
物語が生まれる。
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吸血髑髏船
血を吸って生きるミイラ。うごめくドクロの怪。ゴシックホラーの決定版、ついに登場!当時としては高度な技術を駆使した特撮は、今見ても色褪
せない。
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アジール・セッション
文明は発展をとめ、衰退した遠未来の社会。
刑事の父と二人暮らしで美大への道を目指す
高校生ヒヨコ。
亡き母の描いた絵を勝手に処分した父親に反
発し家出をした行くあてのないヒヨコが迷い
込んだのは、人々がテントで日々を生きるス
タジアム“アジール”。ヒヨコは、そこでスト
リート・チルドレンのリーダー・アキラと出
会う。
利権のため、町の美化を名目にスタジアムの
取り壊しを図る警察。スタジアムの住人達は
取り壊し反対運動としてストリートカル
チャーのイベント“アジール・セッション”を
計画する。メインパフォーマーとして、スタ
ジアムの巨大キャンバスに絵を描くことに
なったアキラはヒヨコから絵の描き方を学ぶ
ことに。
“アジール・セッション”準備が大詰めにさ
しかかるとき、警察は強硬手段でスタジアム
の取り壊しを開始する。